ABS世代とは

ABSは「アクティブ・バブル・シニア」です。

設立趣旨

ライフシフト人生100年時代とはいえ、具体的な回答がないまま、今後の人生に漠然とした不安を持つ日本人は多いと思います。
特にリタイヤを意識して迎える、昭和30年代生まれの世代は、退職金や年金生活におけるお金や加齢に伴う健康を中心に、様々な不安要素を抱えている人は多いですが、そうした世代の方々に、同じ世代の我々が考えたライフシフト時代の生き方の「一つの回答」を提案するのが、ABS研究会設立の趣旨です。

具体的な設立趣旨を、2019年11月に産経新聞社:夕刊フジのコラム「ABS世代がシニアを変える」に記しました。

人の「ワクワク」体験をABS研究会から発信!

人は年齢を重ねると、好奇心が薄れ、何事も面倒くさくなり、フットワークも重くなりがちです。

しかし「モノからコト消費」の第一世代であるABS世代の潜在意識には、「ドキドキ・ワクワク」したいという気持ちが多く残っているのではないでしょうか?
そんな「ワクワクの扉を開ける」一歩を踏み出すお手伝いをするのが、一般社団法人日本元気シニア総研の「ABS研究会」です。
具体的には、事業・製品開発から売り方まで、ABS世代を中心としたマーケティングソリューションを行っていますが、その中でも私たちは「コンセプト開発」に注力しています。

米の経営学者フィリップ・コトラー氏は、製品コンセプトとは「誰が?どんなTPOで使い?どんな価値があるのか?」を、顧客の言葉で示すものと提唱しています。

つまりコンセプトはシンプルに整理すると、「どんなニーズ(欲求)を持つ人に?どんないいコトがあるのか?」を、分かりやすい言葉にすることです。
私たちは、これまでの経験、そしてこれからのライフシフト時代を考えると、「コンセプト開発」は極めて大切であり、マーケティングの普遍的神髄と痛感します。ヒット商品は必ず「コンセプトが単純明快」です。マーケティングの従事者が、先ずは「自身の体験」から、「こんなモノ・コトがあれば、こんな人が喜ぶな!」と思う仮説から入った商品は売れるケースは多く、逆に多額な市場調査から戦略を組み立て机上で精緻に議論しても、売れないケースは多々あります。

米アップル社の創業者、スティーブ・ジョブズ氏は、市場調査を嫌いました。なぜなら体験したことがないものを、大衆は理解できないことを知っていたからです。

つまり市場調査やビックデータの解析結果だけでは、社会が経験していない未知のものに対する答えは、なかなか導かれません。それ以上に日々の社会や人間観察から、「人がどんなことに喜びや幸せを感じ、求めているか?」という、「人間のエモーショナルな欲求」に対する洞察力や仮説力から導く「コンセプト開発」が、ますます重要になっているのです。

特に、AI時代が到来する人生100年時代。その時代に新たなセカンドライフを迎える、ABS世代に向けた未知のマーケティングは、このような考え方を踏まえる必要があります。

こうした観点からABS研究会は様々な企業に対して、これまでのシニアビジネス・マーケティングと異なる、「真のオトナ達」が、ドキドキ・ワクワク・ハッピーを体験する「モノやサービス」、それらを体験する「時間や空間」、そしてライフシフト時代の「QOL(クオリティ・オブ・ライフ)」を実現する斬新なコンセプト開発から、新しいライフスタイルの提案、そしてそれを可能とするユニークな事業会社のビジネスやマーケティングソリューションを、ABS世代の専門家がお手伝いします。

■ABS世代 昭和30(1955)年から43(68)年生まれで現在50歳から64歳の、若者時代にバブルを謳歌した世代。

日々の「体験」からコンセプトを考える「遊び心旺盛」なABS研究会メンバー

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