ABS世代とは

 ABSとは「アクティブ・バブル・シニア」の略称であり、「昭和30年(1955年)から43年(1968年)生まれ」の世代を指します。

ABS世代は、幼少期に高度経済成長期を過ごし、戦争体験がある親から多大なる家族愛を注がれ育ちました。中学生から大学生までの多感な時期には、様々な音楽やスポーツ、そして様々な娯楽で刺激を得ます。

中でも「1975年創刊の雑誌JJ、1976年創刊の雑誌POPYE、1978年日本公開しDISCO文化に火をつけた映画サタデーナイトフィーバー」は、ABS世代に対する3大インパクトです。そして1980年代に社会人となり、やがて空前のバブル景気を体験する。また男女雇用機会均等法が制定されたのは1985年であり、女性の本格的社会進出を図った第1期生もABS世代女性です。

このように振り返ると、生まれてから社会人そして結婚生活をスタートする時期において、「戦後日本市場の美味しいとこ取り」をした世代と言えるでしょう。こうした人間成長過程での基盤や、若い時のバブル体験があるABS世代には、特有の価値観や指向性があります。

そんなABS世代も、今では50代以上のプレシニア層です。特に終身雇用時代に社会人になり、その後雇用環境が劇的に変化して、今では人生100年時代と言われ、今後の「仕事・お金・生き方」に関して様々な悩みを抱えています。

このようにABS世代は今までのシニアにはない、万人が若い時に遊びを経験し、アクティブに若々しく生きていく術を知っている部分があるのと同時に、今後の人生設計が描きにくい世代。

つまりプラスの側面が大きくあるのと同時に、一方では大きな課題を抱える世代。その大きな課題とは、突然我々に突き付けられた、「人生100年時代の日本人のQOL(クオリティ・オブ・ライフ) 」実践です。